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ICOCAチャージのオススメは還元率1.2%のリクルートカード
関西に住んでいて電車で通勤、通学している方であれば、ICOCAを活用しているのではないでしょうか?
ICOCAとは、JR西日本が発行する電子マネーです。関西圏を中心に電車の改札や駅構内、コンビニなどで利用することができます。また、JR西日本だけでなく、近鉄や阪急、大阪市営地下鉄、さらには日本全国の鉄道で利用可能です。そのため、関西在住の方が東京や地方へ出張、旅行した先で電車に乗るときも、普段と同じように使うことができます。
毎日のように通勤や通学で電車を利用するなら高還元率クレジットカードでICOCAチャージし、より多くのポイントを獲得したいところです。
ICOCAチャージでもっともオススメのクレジットカードは、リクルートカード(VISA)です。注意しなければならない点は、ICOCAチャージでポイントをもらうためには、VISAブランドかMasterCardブランドを選択する必要があることです。どちらを選んでも問題ありませんが、VISAブランドはもっとも発行枚数が多いため、オススメとしました。
このカードはVISAブランドとMasterCardブランド、JCBブランドの3種類から選択することができ、JCBブランドだけはICOCAチャージによるポイントが付与されません。このことに注意しましょう。
このページでは、クレジットカードでICOCAチャージする方法と、ICOCAチャージにオススメのカードがリクルートカード(VISA)である理由について説明します。
ICOCAの特徴と注意点
ICOCAをクレジットカードでチャージするためによくいただく質問、そして知っておくべきことを挙げました。まずはICOCAについての理解をより深めましょう。
おサイフケータイでは使えない
ICOCAは、ICOCAカードを必ず持ち歩いて利用する必要があります。おサイフケータイで設定して使うことができないからです。
JR東日本が発行する電子マネーSuicaをはじめ、楽天Edyやnanaco、WAONなどたいていの電子マネーはおサイフケータイで利用することができます。しかし、ICOCAはおサイフケータイに対応していません。
ですから、必ずICOCAカードを持ち歩く必要があります。
ICOCA一体型のクレジットカードは存在しない
ICOCAをよく利用する人なら、クレジットカード一体型のものを持ちたいと考えている場合が多いのではないでしょうか? クレジットカード一体型だと、財布に入れるカードの枚数を減らすことができるメリットがあります。
たとえばJR東日本が発行するクレジットカード「ビューカード」なら、電子マネーSuicaを内蔵しています。これにより、残高が少なくなれば、改札でクレジットカードからSuicaへオートチャージしてくれます。
しかし残念ながら、ICOCA一体型のクレジットカードは発行されていません。ICOCAの発行元であるJR西日本から発行されている「J-Westカード」というカードがあります。このカードですら、クレジットカードとは別にICOCAカードを持つ必要があります。
ICOCAではなくSMART ICOCAを持つべき
ICOCAには、デザインと機能が異なる2種類のカードがあります。クレジットカードでのチャージは、SMART ICOCAのみ対応しています。普通のICOCAカードは現金チャージのみ可能となっています。ですから、必ずSMART ICOCAを手に入れるようにしましょう。
![]() ICOCA |
![]() SMART ICOCA |
||
---|---|---|---|
年会費・維持費 | 無料 | 無料 | |
チャージ 方法 |
現金 | ○ | ○ |
クレジット カード |
× | ○ |
なお、どちらのICOCAも、実質無料で持つことができます。カードを作るときに500円のデポジットが発生しますが、これは解約するときに全額返してくれます。
クレジットカードでチャージができるSMART ICOCAを必ず選びましょう。
- ICOCAは現金チャージのみ
- SMART ICOCAはクレジットカードでチャージできる(現金でチャージすることも可能)
クレジットカードでチャージできるのは「クイックチャージ機」のみ
ICOCA利用は関西に住んでいて、しかもJRをよく利用する人にしか適していません。クレジットカードでのICOCAチャージは、必ず「クイックチャージ機」を使わなければならないからです。しかも、クイックチャージ機はすべてJR西日本の駅構内に設置されています。なお、オートチャージやインターネットを利用してのチャージはできません。ですから、クレジットカードでICOCAチャージするには、JR西日本の駅構内に直接足を運ぶ必要があります。
JR西日本をあまり利用しない人であれば、クイックチャージ機を利用することができずに現金でチャージしなければならないケースが考えられます。これではいくら高還元率なクレジットカードを持っていても、ポイントはまったく獲得できずに還元率ゼロです。ですから、関西在住であっても、地下鉄や近鉄を利用する機会が多いのであれば、PiTaPaの方が適しています。
クレジットカードによるICOCAチャージの方法は簡単です。クイックチャージ機にSMART ICOCAをセットし、チャージしたい金額を選ぶことによりクレジットカードからチャージできます。このとき、チャージに使うクレジットカードは不要です。
なお、現金チャージはICOCAエリア以外の地域や、近鉄や阪急などの私鉄の券売機でも可能です。そのため、クレジットカードのポイントは獲得できないものの、出張や旅行先でも利用可能です。
ICOCAチャージならリクルートカード(VISA)がオススメ
冒頭でも説明したように、ICOCAチャージでもっともオススメのカードは、リクルートカード(VISA)です。
その理由として、リクルートカードはポイント有効期限が実質無制限のカードの中で、最高還元率であることが挙げられます。
- 年会費完全無料 … 実質還元率もそのまま1.2%
- ポイント有効期限は、最後に獲得してから1年 … 実質無期限なので、どんなに利用額が少なくても失効しない
ポイント還元率だけで言えば、リクルートカードより高還元率のカードでありながらICOCAチャージでポイント付与されるカードはほかにもあります。しかし、リクルートカードよりも高還元率のカードは、次の3つの欠点があります。
- 年会費が絶対かかる … 実質還元率が下がってしまう
- 年間一定の金額以上使わないと年会費がかかる … あまり使わないと実質還元率が下がってしまう
- あまりに利用額が少ないと、ポイントが失効してしまう … 実質還元率ゼロになってしまう
たとえば、REXカードとエクストリームカードはポイント還元率が1.5%、リーダーズカードは1.32%(Amazonデポジットに交換した場合)と、どちらもリクルートカードの1.2%よりも高い還元率です。
しかし、REXカードとリーダーズカードは、年間のカード利用額が50万円以上なければ、年会費2,700円(税込)を支払う必要があります。また、エクストリームカードは年間30万円未満のカード利用であれば、年会費3,240円(税込)が発生します。もし年会費無料となるためのカード利用額に達しない場合、実質的な還元率が下がってしまいます。
年間50万円以上ICOCAチャージするならREXカードやリーダーズカードを、年間30万円以上ICOCAチャージするならエクストリームカードを選択するのも1つです。しかし、年間50万円=月約4万円や年間30万円=月2万5千円をICOCAチャージし、電車代などで利用する人は少ないのではないでしょうか?
以上の理由から、リクルートカード(VISA)が、ICOCAチャージにもっとも適したカードであると言えます。
ICOCAチャージでポイント獲得できるカード一覧
ICOCAチャージに対応していてポイントが付与されるクレジットカードを、オススメ順に並べました。
年会費 (税込) |
チャージ ポイント 還元率 |
利用 ポイント 還元率 |
トータル 還元率 |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|
リクルートカード (VISA) ![]() |
無料 | 1.2% | — | 1.2% | MasterCardカード ブランドも ポイント付与対象JCBブランドは ポイント付与対象外 |
楽天カード | 無料 | 1.0% | — | 1.0% | |
Yahoo!JAPANカード![]() |
無料 | 1.0% | — | 1.0% | |
ライフカード![]() |
無料 | 誕生月のみ 1.5% それ以外は 0.5% |
— | 誕生月のみ 1.5% それ以外は 0.5% |
|
Orico Card THE POINT![]() |
無料 | 入会後6ヶ月間 2.0% それ以降は 1.0% |
— | 入会後6ヶ月間 2.0% それ以降は 1.0% |
|
ビックカメラ J-WESTカード ベーシック ![]() |
1,080円 ※初年度無料 ※年1回以上の 利用で 翌年度無料 |
0.5% | 0.5% | 1.0% | |
OKASA STATION CITY J-WESTカード ベーシック ![]() |
1,080円 ※初年度無料 ※年1回以上の 利用で 翌年度無料 |
0.5% | 0.5% | 1.0% | |
J-WESTカード ベーシック ![]() |
1,080円 ※初年度無料 ※年1回以上の 利用で 翌年度無料 |
0.5% | 0.5% | 1.0% | |
ビックカメラ J-WESTカード エクスプレス ![]() |
1,080円 | 0.5% | 0.5% | 1.0% | |
OKASA STATION CITY J-WESTカード エクスプレス ![]() |
1,080円 | 0.5% | 0.5% | 1.0% | |
J-WESTカード エクスプレス ![]() |
1,080円 | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
上の表のように、クレジットカード(VISA)以外にもICOCAチャージでポイントが獲得できるカードが多くあります。以下で、それぞれのカードの特徴について紹介します。
楽天カードとYahoo! JAPANカードも確実に得できる
楽天カードとYahoo! JAPANカードはポイント還元率1.0%と、他のカードとくらべてもそんなに高い数字ではありませんが、リクルートカードと同じように年会費完全無料でポイント有効期限は最後に獲得してから1年の実質無期限なので、リクルートカード(VISA)よりも還元率はやや劣りますが、確実にポイントの還元を受けることができます。
すでに楽天カードやYahoo! JAPANカードを持っていて、ICOCAチャージのためだけにリクルートカード(VISA)を新たに作るのが面倒な場合は、これらのカードでも十分です。
入会後6ヶ月間はOrico Card THE POINTを使い倒す
入会後6ヶ月間は還元率2.0%のOrico Card THE POINTは、ICOCAチャージでもその恩恵が受けられます。なので、この期間はライフカードの誕生月に次いでの高還元率になるので、ICOCAチャージに限らず活用していきたいところです。
J-WESTカードは還元率1.0%と特段の魅力なし
もともとSMART ICOCAは、J-WESTカードの追加カードとしてしか持つことが出来ませんでした。
言わば、ICOCAの「本家」みたいな存在なのですが、還元率に関しては上で挙げたカードよりも劣ります。
J-WESTカードだけはICOCA利用でもポイント付与
J-WESTカードは基本的にはポイント還元率0.5%のカードですが、ICOCAと紐付けすることにより、次のとおりポイントの二重取りができ、トータル1.0%の還元率になります。
- クレジットカードでのチャージによるポイント0.5%
- SMART ICOCAの利用によるポイント0.5%
なお、ICOCAの利用ポイントがもらえるのは、J-WESTカードと紐付けした場合だけです。
J-WESTカードはノーマル、OKASA STATION CITY、ビックカメラの3種類のそれぞれに、ベーシックとエクスプレスがあるので全部で6種類あります。
- ベーシック:年会費は初年度無料で2年目以降1,080円(税込)ですが、年1回以上のカード利用があれば翌年は年会費無料になるので、実質年会費と考えてよいでしょう。
- エクスプレス:東海道新幹線・山陽新幹線をインターネットで予約で、Smart ICOCAみたいな感じでICカードで新幹線の改札を通れるサービスが付いてる分、年会費は1,080円(税込)が必ず発生します。
あえてJ-WESTカードでICOCAチャージする理由はない
J-WESTカードは、SMART ICOCAのチャージでも利用でもポイント加算されるのをウリにはしているものの、先ほども述べたように楽天カードやYahoo!JAPANカードと同じ還元率で、このカードを上回るものは多くあります。
OKASA STATION CITY J-WESTカードならJR西日本の駅ナカ施設で、ビックカメラ J-WESTカードならビックカメラで、それぞれ得になる特典はあるので、それらを活用する人ならメリットはありますが、SMART ICOCAのチャージだけのためにJ-WESTカードを持つのは、得策とは言えません。
J-WESTカードをICOCAチャージのためだけに持つのはあまり適していません
まとめ
- クレジットカードでチャージするためには、ICOCAではなくSMART ICOCAが必要
- 年会費やポイント交換条件を考慮すると、リクルートカード(VISA)がもっともオススメ
なお、このカードのJCBブランドだとまったくポイント付与されないので注意! - チャージと利用の両方にポイント付与されるJ-WESTカードは、還元率1.0%と特段オススメではない
- Orico Card THE POINTは入会後6ヶ月間は還元率2.0%と、期間限定だが他のカードを上回るので、その期間だけ活用するとさらにお得
ICOCAチャージで高還元率1.2%ともっともオススメ!