【2015年11月まで】還元率1.75%のカード3種類を紹介

2015_12ジャックス還元率ダウン

2015年12月に請求されるクレジットカード利用分から、REXカード、リーダーズカード、漢方スタイルクラブカードの3種類のカードのスペックが、大幅にダウンすることになりました(怒)

この3種類のクレジットカードは、年間利用額によっては最も還元率が高くなるカードでしたが、このスペックダウンによってリクルートカードプラスがダントツにお得なクレジットカードに躍り出ることになりました。

そして2016年3月にはそのリクルートカードプラスも新規申込が終了しています。

今回はREXカードなどのクレジットカードが具体的にどう改悪されるのか紹介した上で、リクルートカードプラスがどれだけ優れたクレジットカードになるのかをシュミレーションしてみたいと思います。

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このハガキが我が家に届いたことからすべては始まりました。

ポイント還元率が悪くなる

公式サイトなどで確認すると、これら3種類のクレジットカードのポイント還元率が下がるっていう、何とも思い切った改定が行われます。

REXカード リーダースカード 漢方スタイルクラブカード
カード名称 REXカード リーダーズカード 漢方スタイルクラブカード
ポイント還元率 2015年11月請求分まで 1.75% 1.8% 1.75%
2015年12月請求分以降 1.5% 1.32% 1.5%

リーダーズカードの扱いがやけにひどいですね…。

《REXカード公式サイトより》

REXカード201512改悪REXカード201512改悪-安心支払い

《リーターズカード公式サイトより》

リーダーズカード201512改悪

 

リーダーズカード201512改悪-還元率

リーダーズカード201512改悪-Jデボ還元率

 

《漢方スタイルクラブカード公式サイトより》

漢方201512改悪

漢方201512改悪-ボーナスポイント

なお、ジャックスカード株式会社に電話で問い合わせてみたところ、次の2種類のカードは今までと変わらないポイント付与率だそうです。

エクストリームカード  REXカードLite
カード名 エクストリームカード REXカードLite
ポイント還元率 1.50% 1.25%

ジャックスのおねーさんオペレーター

リクルートカードプラスが唯一還元率1.5%超え

これまでポイント還元率が1.75%〜1.8%だった3種類のクレジットカードは、ポイント付与条件が厳しくなり、ポイント還元率が1.5%を超えるものはリクルートカードプラスしか存在しない状態となりました。

今後はどんな状態になるのか?調査するため、代表的な高還元率クレジットカードをくらべてみました。

下の表の青い部分が2015年12月請求分から改定されます。

REXカード

REXカード

リーダースカード

リーダーズカード

漢方スタイルクラブカード

漢方スタイル
クラブカード

エクストリームカード

エクストリーム
カード

REXカードLite

REXカードLite

発行元

ジャックス

国際ブランド visa visa&jcb visa
年会費(税抜き)
※すべて初年度無料
2,500円
家族カード400円
ETCカード 無料
1,500円
家族カード400円
ETCカード 無料
3,000円
家族カード400円
ETCカード 無料
無料
(本人・家族・ETCともに)
年会費が無料
になる条件
前年の年間利用額
50万円
なし 前年の年間利用額
30万円
つねに無料
ポイント還元率 1.5%
(Jデボ)

1.75%
1.32%
(Amazon限定
デポジット)

1.8%1.1%
(Jデボ)

1.5%
1.5%
(Jデボ)

1.75%
1.5% 1.25%
ポイント名称 REXポイント Reader’s Card
ポイント
KAMPO STYLE
CLUB
ポイント
Extreme Card
ポイント
REXポイント
ポイント
付与条件
2,000円=30P

2,000円=35P
1,000円=11P

1,000円=15P
2,000円=6P
  ↑
2,000円=7P
・ボーナスポイント
2000P獲得で250P
3500P獲得で350P
  ↑
3500P獲得で500P
1,000円=10P 2,000円=25P
ポイント交換 1500P=Jデボ1,500円分

3500P=Jデボ3500円分
1500P=ANAマイル300マイル

3500P=ANAマイル600マイル
・5000P=Amazon限定デポジット6,000円分
・5000P=Jデボ5,000円分
・300P=Jデボ1,500円分
・300P=薬日本堂商品割引券3,000円分
・300P=日本ユニセフ協会寄付1,500円分
・300P=ANAマイル900マイル
2000P=Gポイント3000P
2000P=Jデボ2500円分
2500P=Jデボ2500円分
ポイント
有効期限

2年

付帯保険 ・ショッピング
プロテクション
年間100万円
or
・国内旅行傷害保険
(利用付帯)
最高1000万円
・海外旅行傷害保険
(自動付帯)
最高2000万円

・ネットあんしん
サービス
・カード盗難保険
・国内旅行傷害保険(利用付帯)最高1000万円
・海外旅行傷害保険(自動付帯)最高2000万円
・ネットあんしんサービス
・カード盗難保険
支払い方法 1回、2回(手数料無料)、ボーナス、分割、リボ
※海外利用は1回のみ
支払日 月末締め翌月27日払い
金利手数料 分割 12.25〜15%
リボ 15%
海外利用手数料 1.63% VISA:1.63%
JCB  :1.6%
1.63%
割引サービス
優遇ポイント付与
・価格.com安心支払いサービス利用
2,000円ごとに35ポイント付与
  ↑
1,000円ごとに20ポイント付与
なし なし ・全国約450店舗の
宇佐美サービスステーション
ハイオク・レギュラー・軽油
2円引き/リッター
灯油 1円引き/リッター
燃料油以外
(タイヤ・オイル・バッテリー
・カーケア用品・カーケア作業等)
3%割引
・価格.com安心支払いサービス利用
1,000円ごとに15ポイント付与
付属電子マネー なし
対応電子マネー
(ポイント付与あり)
mobile_suicaicoca 漢方電子マネー
※nanacoは還元率0.25%
mobile_suicaicoca
対応電子マネー
(ポイント付与なし)
edynanaco edy edynanaco

リーダーズカードの存在価値はまったくない

これまでポイント還元率1.8%と、年間のクレジットカード利用額が50万円から100万円であればすべてのカードの中で最高の実質還元率だったリーダーズカードですが、改定後のポイント還元率は1.32%

しかもこの1.32%がAmazon限定で使えるポイントとの交換な上に、改定後のREXカードの1.5%よりも劣ります。


リーダーズ・REXカード実質還元率比較グラフ

REXカードは利用分請求額から値引きしてくれるという誰でも恩恵を受けられるポイント利用方法なので、カードの還元率を最大限に引き出すためにはAmazonでポイントを消化しなければならないリーダーズカードは明らかに魅力がありません。

また、リーダーズカードは年会費や付帯保険、電子マネーチャージとどの角度から見ても、REXカードやエクストリームとくらべてメリットになる部分がまったくないので、改定後のポイント付与条件で新たに入会する理由がまったく見当たりません。

改定後のリーダーズカードは、REXカードとエクストリームカードに勝る点が何一つない

REXカードとエクストリームカードは使い方次第

ポイント改定後、エクストリームカードとREXカードがポイント還元率1.5%と並ぶ形になりました。

この2種類のカードは次の点で大きく異なります。

REXカード

REXカード

エクストリームカード

エクストリームカード

ポイント還元率

1.5%

年会費が無料になるための
年間利用額
50万円 30万円
ポイント交換 Jデボ(請求額から割引) Gポイント
選べる付帯保険 ショッピングプロテクション
年間100万円
or
・国内旅行傷害保険
(利用付帯)最高1000万円
・海外旅行傷害保険
(自動付帯)最高2000万円
・国内旅行傷害保険(利用付帯)最高1000万円
・海外旅行傷害保険(自動付帯)最高2000万円
割引サービス・
優遇ポイント付与
価格.com安心支払いサービス利用
ポイント還元率1.75%
全国約450店舗の宇佐美サービスステーション
ハイオク・レギュラー・軽油 2円引き/リッター
灯油 1円引き/リッター
燃料油以外
(タイヤ・オイル・バッテリー・
カーケア用品・カーケア作業等) 3%割引

年間利用額が50万円までならエクストリームカード

年会費無料の条件となる年間利用額が、エクストリームカードは30万円と、REXカードの50万円より低く設定されています。

年間利用額が30万円以上50万円未満ならREXカードは実質還元率1.5%にはならないので、この点はエクストリームカードが有利になります。

REXカード・エクストリームカード実質還元率比較グラフ

エクストリームカードは年間利用額が30万円に達しない場合の年会費が3,000円(税抜き)とけっこう高いので、年間利用額が30万円あるかないかアヤシイ場合は、還元率は1.25%と落ちるものの、つねに年会費無料のREXカードLiteを選んだ方が年会費無料の心配をすることなくカードを使うことができます。

REXカードLite改定なし

Gポイントが面倒ならREXカード

エクストリームカードは、付与されたポイントをGポイントに交換するというユニークなカードで、これに交換して初めて実質還元率1.5%になります。

Gポイント

Gポイントは多くの他のポイントに交換できるので使い道に困ることはないですが、

エクストリームカードのポイント → Gポイント → 多くの他のポイント

この2段階のポイント交換が面倒だと感じるなら、自動的に選択肢からは外れるでしょう。

宇佐美SSをよく使うならエクストリームカード

エクストリームカードの割引特典として、宇佐美SSでの燃料油やカー用品、作業などでの割引があります。

宇佐美SSで得

もし宇佐美SSを普段よく使う人であれば、REXカードとポイント還元率は同じでも間違いなく得になりますので、エクストリームカードをオススメしたいです。

ショッピング保険が欲しいならREXカード

REXカードは付帯保険を、旅行傷害保険またはショッピング保険のどちらかを選択することができます。

REXカード保険選択方法

カードで買ったものに適用されるショッピング保険が欲しい!という場合、エクストリームカードでは選択することができません。

REXカードとエクストリームカードを選ぶ4つのポイント

  • 年間いくら使うか?
  • Gポイントをもらっても活用できるか?
  • 宇佐美SSと価格.com安心払いならどちらをよく使うか?
  • ショッピング保険は必要か?

年間利用額117万円以上なら漢方スタイルクラブカード

REXカードやエクストリームカードとともにポイント還元率が1.5%の漢方スタイルクラブカードですが、ボーナスポイントがあるため年間利用額によって実質還元率が大きく変化するクレジットカードです。


漢方・REXカード実質還元率比較グラフ

ポイント改定後は結局どうなるのか計算してみたところ、年間利用額117万円以上でREXカード・エクストリームカードよりも漢方スタイルクラブカードの方が実質還元率が高くなります。

なお、漢方スタイルクラブカードはポイント還元率0.25%と低いながらも、VISAブランドでもnanacoチャージでポイント付与されるという特徴があります。

nanacoチャージのポイント還元率0.25%は、今回改定されません。

年間利用額117万円〜150万円では、漢方スタイルカードが今申し込めるカードの中では最高還元率

リクルートカードプラスが圧倒的お得カードになった

ここまでジャックスが発行するカードについて書いてきましたが、これを踏まえた上でリクルートカードプラスと比較してみたいと思います。

漢方スタイルクラブカードが得になることはない

漢方・リクルートカードプラス実質還元率比較

これまでは年間利用額が100万円から173万円と、わりと広い範囲で漢方スタイルクラブカードが最も得になるカードでしたが、改悪後は年間利用額がいくらであろうと、必ずリクルートカードプラスが得になります。

ただし、リクルートカードプラスが新規申込募集終了した今では、年間利用額117万円以上150万円未満で最高還元率となるカードが、この漢方スタイルクラブカードになります。

REXカードもリクルートカードプラスには勝ち目なし

リクルートカードプラス・REXカード実質還元率比較グラフ

これまで年間利用額50万円から100万円までではもっとも得になるクレジットカードだったREXカードですが、こちらも年間利用額に関わらずリクルートカードプラスよりも得になることはなくなりました。

年間利用額50万円でREXカードの年会費が無料になったところで、リクルートカードプラスはそれより高い実質還元率になります。

年間利用額30万円から44万円まではエクストリームカードが得

年間利用額30万円で年会費が無料になるエクストリームカードは、年間利用額30万円から44万円までの間でのみ、リクルートカードプラスより得なカードです。

リクルートカードプラス・エクストリームカード実質還元率比較グラフ

エクストリームカードは今回ポイント付与率が改定されていないので、これまでと状況は変わりません。

ただ、この狭い利用額の幅でエクストリームカードに申し込んで得をしようと考えるのは現実的ではないので、P-one Wizやリクルートカードなどの年会費完全無料で比較的高還元率なカードを選ぶことをオススメします。

まとめ

  • 2015年12月からは、年間利用額44万円以上だとリクルートカードプラスが最高還元率、ブッチギリでお得なクレジットカード。
  • 残念ながら、リクルートカードプラスは2016年3月15日に新規申込の受付を終了しているので、今から新たに持つことはできない。

現時点で申し込める高還元率カードは、以下で紹介しています。

今申し込める高還元率クレジットカードはこちら

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